カフェボルの秘蔵っ子登場・・

petitmatin2009-03-03

知り合いのブロカントの方に頼まれて、知らず知らずの間に溜まったコレクションの中でお譲りするものを選んで、写真に撮っています。

その中で、あっこれは手放せないなあという物が多くて困っています。
今回は我々のカフェボルの秘蔵っ子達をご紹介します。



この子達はみな1900年前後の古い貴重なものばかり・・
今やカフェボルは大ブームで、本当に値段が高騰し、手が出せなくなって来ました。
何となく色合いや雰囲気が似ていませんか?



2個のさくらんぼ柄は本当に可愛くて・・
特に手前の小さいのは多分19世紀末期のフランス北部のサンタモンド(st-amand)で製作された物で、形がいびつでちゃんと円形になっていません。
絵柄も手描きで、職人さんがのびのび描いたのでしょう、葉っぱが生き生きとしています。
主人の大のお気に入りで、このボルにさくらんぼを盛って食べるのを楽しみにしています。


こちらは謎の果物!
私はりんごだと思い、主人は梨だと言います。
ロレーヌ地方サルグミンで製作された、大ぶりのボルです。


大きい方は1900年頃、ベルギーで製作されたものです。
内底にも模様が施されています。
大きな欠けやひびも一杯ですが、どっしりしていて存在感があります。
小さいのはぐい飲み程度の大きさで、プチデジュネにジャムを入れるのにちょうどいい大きさなんです。


赤いお花に緑の葉っぱが効いてます。
小花模様のはブルゴーニュ地方ディゴアン製。
シンプルでポエティックです。


こちらは少し濃い目の薔薇色に深緑がアクセントになっていますね。
大きい方は桜の花びらにも思えますが・・
薔薇模様のボルは大聖堂で有名なフランス北部ルーアンの近くで製作された物です。


今回ご紹介した古いボル達は、ひびや欠けがあったりと、完全な状態ではありませんが、約100年近くも経っていい雰囲気になっています。