素適なシャプレを見つけました・・

petitmatin2009-03-17

ディジョン市内のマルシェのある火・金・土曜日はマルシェを挟んだ2ヶ所に蚤の市が出ます。

冬場はブロカントの数も少なく、物寂しい感じでしたが、少し春めいた陽気になって来て賑わいを取り戻しつつあります。


いつも陽気な太っちょカップルのフランソワーズとミッシェルのスタンドで素適なシャプレを見つけました。
十字架、ロザリオとも言います。

全て1900年初期の古い物で、黒のシャプレは木製で、他は全てガラス製です。


この紫がかった小粒のガラスのシャプレには幾つかの小さなメダイユが付いていて、とても凝ったものです。
十字架の裏に「ルルドの思い出」という文字が掘り込まれています。
きっとルルドの泉まで巡礼に行かれた方が、記念に買われたのでしょう・・


白いシャプレはトップの十字架とメダイユに綺麗なブルーが使ってあり、個性的なシャプレになっています。


ブルーグレーのこのシャプレは落ち着いた感じです。


このピンクのシャプレの十字架の裏にも「ルルド」と彫り込みがされています。
春らしい優しい色合いです。


この黒の木製のシャプレは両面にルルドの奇跡のお話が描かれた缶入りです。
色つきの可愛いメダイユが2個付いています。

ルルドのお話は、1858年にスペイン国境近くのこの小さな町に住むベルナデットという14歳の女の子が、町外れの洞窟付近で聖母マリアと思われる白い衣装の貴婦人を目撃し、この聖母と思われる女性のお告げに従って地面を掘ったところ、泉が湧き出し、その水を飲んだ人の病が次々と癒されるという奇跡が起こったのです。

いまではルルドは年間500万人の巡礼者が訪れる聖地になっています。

その後修道女になったベルナデットは1879年にブルゴーニュ地方ヌヴェールのサン・ニルダール教会で35歳で病没しました。

彼女の遺体は修道女の服装のまま、眠るように安置されています。
驚くべき事に彼女の遺体はほとんど腐敗をまぬがれ、当時の面影を残しています。

1933年に聖人に列聖されました。

私は6年ほど前に、偶然この教会を訪れ、ベルナデットの遺体を拝見しました。
ガラスケースに収められた彼女は、本当に眠っているかのような感じでした。


これらはメタル製のメダイユです。
日本ではおしゃれなペンダントトップとして、人気を呼んでいます。

私はフランス人でシャプレやメダイユをアクセサリーとして、使ってる方を見かけた事がありません。
所変れば、使い方も変ります・・