エッフェル塔大集合!

petitmatin2009-04-07

現在ディジョンの「Musée de la vie bourguignonne」というブルゴーニュ地方の昔の日常生活を再現した美術館で、フランスの古くから歌われている童謡をテーマにした小さな展示会が開かれています。

この美術館は17世紀のシトー派の僧院をそのまま使った、素適な美術館です。
生憎と私が訪問した時は、小学校の団体鑑賞が行なわれていました。
仕方ないので、時間潰しに常設展を見ていたのですが、ほとんど見学者が来ない2階には、色々なエッフェル塔グッズのコレクションコーナーがあります。

パリの有名なエッフェル塔の設計者のギュスターブ・エッフェル氏は実はディジョン生まれなのです。
1832年ディジョン生まれで、18歳まで地元で過ごし、後パリで学業を修めました。
エッフェル塔以外でも、パリのリヨン駅(偶然ですがディジョンからパリへ行く場合到着する駅)やパリで一番古いデパートボン・マルシェの設計などにも関わり、これまたパリとニューヨークにあるバルトルディの彫刻になる「自由の女神」の建造者。 
そして何と「ガーターベルト」の発案者でもあります。


エッフェル塔は1889年のパリ万博の為に竣工されました。
今年120歳を迎えたのですね。
写真は置時計と派手な飾りの鏡です。


クラシックなインク壷と小さな象牙のブック型の入れ物。


繊細なリキュールグラスとエッフェル塔模様のスプーン達、そして使い勝手の悪そうなボンボン容れ。


勢揃いした万能ナイフ達と食卓を飾る塩・コショー容れ。


さすが香水先進国、色んな大きさの香水瓶と、木製の手がギョッとさせるシルクのハンカチ。


女性には楽しいペンダント・トップとブローチ。
これなら付けてみたいなあ・・


まさしく万博のスーブニール!年号入りの煙草容れと繊細なカッテイングが見事なグラス。


しかし、当時エッフェル塔は知識人やパリっ子には評判が悪く、色々と揶揄されていました。
このイラストは当時の新聞に載ったもので、エッフェル氏は身長が152cmと超小柄、その彼の低い身長と高いエッフェル塔を皮肉られて、彼は憤慨します。 「エジプトにある高いピラミッドはみんな素晴らしいと褒め称えるのだから、パリにあるエッフェル塔もいつかは認められて、褒め称えられて当然だ!」


エッフェル塔グッズといえば、我家にはキーホルダー位しかなかったのですが、たまたま日曜日にニュイ・サンジョルジュの近くの小さな村の小さな蚤の市で偶然この香水瓶を見つけました。
まだオリジナルのエティケットと少しですが中味も残っていますよ!
1933年創業のJAMYという小さな香水メーカーの物で、現在このメーカーはもうありません。

東京タワーや通天閣京都タワーにも色んなグッズがあるのでしょうか?