Chouette ! 19世紀のコーヒーミル・・
Chouetteとは、フランス語で「フクロウ」の意味ともうひとつ「凄い」とか「やったね!」みたいな意味があります。
先週日曜日の蚤の市で、我々と一緒にブロカント巡りをしているオリヴィエが、何と19世紀の、しかもプジョーのコーヒーミルをゲットしました。
ディジョンから30分ほど行った山の中の小さな村の蚤の市で見つけました。
私もそのミルの前を通っているのですが、錆びとホコリにまみれていて、タダの鉄屑!にしか見えませんでした・・
彼はそれを何と「1ユーロ!」で買ったのです。
そりゃ、興味の無い人から見れば、重いわ、汚いわで、日本ならさしずめ漬物の重しにしかなりそうも無い代物だったのでしょう。
帰宅後男2人が”3時間”かけて、汚れを落とし、油を塗って磨きをかけて、やっとそれらしくなりました。
この日はオリヴィエ一人勝ちで、他にも30年代の素適な大型トランクや50年代の汽車の模型など「Chuette」な日でした。
それに比べて、我々はささやかな戦利品に終りました。
1980年代に人気のあった「au bain marie」というメーカーのキッチュなお皿達。
このメーカーは現在ではショップはなくなってしまいました。
今が旬のアスパラ用のお皿。
このメーカーの特徴であるこんもり盛り上がったデコレーションがユニークです。
あまり実用向きではありませんが、この苺柄のお皿も苺と葉っぱの部分が立体的になっています。
苺のタルトなどをのせると素適でしょう。
1枚しか無かったのですが、葡萄柄はやはりワイン好きにとってはうれしい・・
葡萄よりも葉っぱや蔓の部分が大きくて、少しアンバランスな所がかえって面白い。
戦前のホウロウ製の温度計。
ちゃんと作動しています。
ディジョンに今でもある、眼鏡屋さんのPUBです。
このワンちゃんは上記の温度計を買ったスタンドのおじさんが「プレゼント」してくれた物。
足の裏側が磁石になっています。
尻尾が欠けているのがご愛嬌。
丁寧な仕事のナップ(ないしは小さめのテーブルクロス)。
ほとんどハンカチの様な繊細さです。
今、フランスでもブームで値段高騰のアンティークの大判シーツです。
モノグラム入りが人気ですが、こちらは女性らしい薔薇模様で、エレガント。
どんな夢が見られるのでしょうか?