50年代のセラミスト達・・

最近、続けて50年代のわりと有名な陶芸家の小作品を見つけました。

ポップな柄のエッグスタンドとマスタード容器です。

写真では判りにくいのですがエッグスタンドの底に「lili」とあります。
買った時、主人もこのサインを知らなくて、キッチュで明るい色合いから70年代のイタリア作家の物かなあと言ってました。
その後、偶然オークションでまた「lili」を見つけて、頑張って競ったのですがこちらは競り負けてしまいました。
で、気になってネットで調べたら、何とピカソなどが活躍した南仏ヴァロリス(Vallauris)のアトリエの名前だと判りました。  可愛い名前ですよね。

こちらは玉ねぎの模様。



このちょっと渋い「ロウソク立て」はやはりヴァロリスやアコレイ(Accolay)で活躍したThiry(ティリー)の作品。
Thiryは夫婦共陶芸家で、渋い中間色を使用した、ちょっと田舎っぽい素朴さが魅力です。
アコレイはブルゴーニュ北部の村で、50〜70年代にかけて、多くの陶芸家がその腕を競ったそうです。


このヒトデのような「videーpoche:小物入れ」はアルザス生まれの有名なElchinger(エルシャンジェー)の典型的な作品です。
ちなみに「videーpoche:ヴィード・ポッシュ」とはポケットを空にする、すなわちポケットに入っている小銭や鍵などを出して、玄関先などに置いてある受け皿に入れる所から名付けられました。

彼の作品の多くは、マットな黒に対照的なビビッドな色を使って、ぼってりと厚味のある肌合いが特徴です。


50年代の焼き物は、最近は色んな作家の紹介本や回顧展、ネットオークションにも多く出品されていて、注目が集まり認識度が高まっています。



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    この機会に、ぜひフランスの作家物の陶芸作品を手に入れてみませんか。。