アンティックな連想ゲーム・・

petitmatin2009-12-02

早いものでもう師走、1年で最後の月になってしまいました。
普段はメールでやり取りしている方も、この時期はクリスマス・カードや年賀状など、パソコンからペンや筆に持ち替えて手書きのカードを送られる方も多いのでは・・


私のブログは連想ゲーム的なのが多くて、今回も12月→年賀状→筆やペン→インク→インク壷→日記帳→スタンプ・・と想像して行きます。




このクラシックなインク壷は今年後半のブロカントでのヒットです。
上の渋いゴールドのは1900年頃の典型的なアールヌーボーのエレガントなものです。
四角いガラス製のインク壷は多分クリスタル製で、フタをずらすと丸い穴があり、ここにペンを立てます。

随分寒くなってブロカントも殆ど無いこの頃ですが(代わりにマルシェ・ド・ノエル=クリスマスマーケットが始まっています)幸い屋内でのブロカントがあり、そこに参加されていた上品なおばあちゃま二人組みから、譲って頂きました。



こちらは1950年代の老舗ウオーターマンのインクです。
箱までちゃんとオリジナルが残っているのは貴重とか。 シンプルなデザインがいいです。
ルイス・エドソン・ウオーターマンによって1883年に世界で初めて毛細管現象を応用した万年筆を作り出しました。
これは今までにない、インク漏れのしない画期的なメカニスムの開発でした。
1954年にはアメリカにあった工場全てをフランスに移管し、今は名実ともにフランスの代表的なメーカーになっています。




こちらは連想ゲーム的に行くと、少し飛躍し過ぎているのですが・・手紙や書類に押すハンコとスタンドです。
1個目のハンコは「rappel」督促状とか再通知の意味があります。
2個目は「expres」で速達ですか。
本来ならスタンドには多くのハンコがぶら下がっていたのでしょう・・今は貴重で中々見つける事が出来ません。




写真では判りにくいのですが、これは1913年発行のパリの有名デパート「ギャラリー・ラファイエット」製のエレガントな日記型手帳です。
見開きページに「全てのパリの店の中で最高のマガザン!」なんて堂々と書いてあります。
中には色んなパリの情報や宣伝が素適なイラスト入りで載っていて楽しめます。
1914年の第一次世界大戦直前のまさに「ベルエポック」最後の輝きの年です!
知り合いのブキニスト(古本屋)から譲って頂いたのですが、彼もクリスマスのプレゼントに女性に喜ばれるだろうと言ってました。
これほど良い状態で残っているのは珍しいとか。



     

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