軽くて便利・・忘れられた優れものアルミ製のアンティーク

petitmatin2010-01-14

アンティークは好きだけれど、扱いが難しくてお手入れが大変だから・・と言う方がおられます。
銀器なんかは直ぐに錆びてしまいますし、陶器は壊れやすいし・・
だからアンティークは扱いにくくて、手が出せないと言う方にお勧めなのが、軽くて便利、壊れにくくてお手入れ簡単なアルミ製品のアンティークをご紹介します。
最近コレクターが増えてきたアルミ製のキッチングッズ達です。


アルミニウムがフランス人科学者ラボワジェによって発見されてから約230年経ちました。
日本でも昭和30年代前後はお鍋に水筒、お弁当箱と普段の食生活に欠かせない製品でした。



こちらは珍しいレードルラックです。
ちゃんとお玉が3本もセットになっているのは珍しいです。
真ん中にカモの親子のレリーフがなんともかわいくて、なごみますね。
こんなのがキッチンにあれば、楽しくなりますね。
1950年頃の貴重品です!


ナプキンフックです、とても軽いので壁に掛けても安心です。
4つのフックがあり左より VERRES(ガラス類) ASSIETTES(お皿) COUTEAUX(包丁)
 ESSUIE―MAINS(手拭き用)
中央にレリーフになった猟犬が獲物をくわえて自慢げにこちらを見ています。
キッチンがフランスっぽくなりますね、1920年頃の楽しいキッチングッズです。


こちらも最近人気のエピス入れのシリーズです。
アルミ製品は柔らかいので、乱暴に扱うと凹んでしまったりするのがちょっと難点ですが、このシリーズは大事に使われて来たのでしょう、とても良い状態です。


取っ手の部分が渋い木製のコーヒーポットです。
ほうろう製の花模様の華やかなポットも素適ですが、こういった何気ないシンプルなデザインにも心が惹かれます。
戦前の古い物です。



以下にご紹介するのは小さなキッチングッズです。
こちらはお米をゆがく「ライスボール」とでも呼ぶのでしょうか。
ころんとまん丸で愛嬌がありますね。



可愛らしい「茶漉し」です。
周りのフリフリフリルがキュートです。
1940年頃の貴重な「アンティーク」です。



アンティークのサボン入れ(プレス加工されたアルミニウム)
アールデコの特徴である幾つかのお花の浮き彫りが繊細なサボン入れです。
多分、旅行用に使用されたようです。
当時は旅行の時もこのようなエレガントな小物を使用してたのですね。
きっとノンビリとした優雅な旅だったのでしょう。
1920-30年頃の珍しいお品です。


どうですか、これなら安心して日常生活の中で使えますね。
こういった地味な古い物は、当時は安価だったせいもありプラスティック同様使い捨てにされて、あれほど大量生産されたのに消え行く運命にあります・・・私はこういった地味なアンティークとも呼べないような「日陰の身!」的な品々が割りと好きです。



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