ブロカント(蚤の市)に懐中電灯は必需品・・

日曜日は大抵ブロカント(蚤の市)に早朝から出かけます。
今日は午前6時15分出発。
まだ真っ暗です。

ディジョンの郊外の村に到着した時もまだ真っ暗、でも早々にスタンドを出す所もあり、既に顔見知りのコレクターやプロがみんな懐中電灯片手に、獲物を求めて活動を開始しています。

今朝の気温は2度ほどで、風が無いのが救いでしたが、寒い、寒い。
帽子、手袋、懐中電灯が三種の神器

テーブルに品物を並べ始めたスタンドの人にそれぞれ捜している物を告げながら歩き回ります。
私なら「古いカフェボルやホウロウの台所用品、リネン類」、主人は「古書、50年代のランプやオブジェ、絵画や版画」、いつも一緒に行くコレクターは「古書、BD(漫画)、おもちゃ」などと、得意分野がみんなあります。

チャーミングな女性が1人でゆっくりと煙草をくゆらしながら、品物を並べています。
まあ、まだこの人時間が掛かりそうだから、後でいいかなと思って、その近くのスタンドを物色して戻ったら、何と知り合いのリネン類が得意のプロの女性がトランク一杯のキッチンクロスやモノグラムの付いたのシーツなど、アンティークのファブリックをごっそり買ってるではありませんか!!  やられた!

でもここでは、我々がコレクションしている、ロベール・ピコー(50年代の陶芸家)の小さなお猪口のようなのを見つけて、少しは気分も穏やかに・・

気を取り直して、次なる獲物を探していたら、ちゃんとカフェボルが私を待っていてくれました。
少し欠けがあるのですが、綺麗な水色で、ディゴアンでも古い時代の物なので購入する事に。

その後、小物ですが古い石鹸ホルダー(状態は並)、取っ手が可愛いワイヤーバスケットをゲット。

別行動をしていた主人が何やら手に黄色い物をぶら下げて、満足そうに向こうからやって来ます。
彼がゲットしたのは、1970年代のイタリア製の灰皿スタンド。
レトロな感じがします。
状態も良く、値段も値切れたらしく、御満悦。

7時前から捜し始め、早や9時半過ぎに。
多くのコレクターやプロは、他の蚤の市に移動して行きます
お天気もよく、寒さも和らいで、入場者も増えてきたので我々はこの辺で退散する事にしました。

自宅に戻り、仲間のコレクターと遅めのプチ・デジュネを取りながら、今日の反省会とそれぞれの収穫物の自慢話などに花が咲きます。

でも、もうすぐ屋外でのブロカントのシーズンも終わりです。