残り福か! 諦めてはダメ・・

日曜日に霧雨が降る中、懐中電灯片手にあまり気が進まないままも、半ば習慣化した蚤の市に行って来ました。
もう今年最後かなと思いながら、期待せずに行ったのですが「残り福」とでもいうのでしょうか、結構収穫がありました。

潔癖症の主人はたとえアンティークといえども、出来る限りの垢落とし、磨きをかけないと写真も撮らせてくれません。
待つこと3日、やっとお許しが出ました。


ショコラの塊に見えるには、昔の重りです。
載せている秤は今夏最大の収穫の1930年代の物で、ベークライトとメタル製です。
重りは1kgと500gが2個。


同じ日に偶然2個のメタル製のパニエを見つけました。
特に円形のは、最初酸化していて真っ黒でしたが、主人が半日せっせと磨いてくれました。
これは30年代以前の貴重品。
四角いパニエの中味は乾燥中のハーブです。


お馴染みプジョーのコーヒーミル。
これは1950年代のスタンダードな物。
我々のミルのコレクションも10数個を数えるようになりました。
カフェボルは70年代以降の比較的新しい物ですが、底に「Lycée Longchamp」の印が・・
ロンシャンはブルゴーニュ地方にあり、焼き物の街として有名で、そこにある職業高校の陶芸科の作品と思われます。
私も沢山カフェボルを見て来ましたが、これは初めて見ました。


ちょっとボンボンニエール(少女趣味)なロウソク立てですが、グリーンがくすんだ感じで、シックさを加えていて合格。
後ろの白いのは少し錆びが出ていますが、40年代の古い物。


メタル編。
メタルの箱は何に使う物かは不明。
買った時、全体が濃い鼠色でしたが、主人曰く錆び避けに鉛が塗ってあったそうで、今では禁止されていますが、昔はこういう方法を用いてたそうです。
これも主人が半日かけて、鉛落しをして、磨いた状態です。
箱の上に載せてるのは50年代のポルト・マントー(コートフック)です。


最後はメタル製のシックな鍋敷き。
ホウロウや陶器のものはいくつか持っていますが、メタル製は初めて。
洒落た花瓶を置いても素適ですね。

この日は大物は釣れませんでしたが、満足の行く結果でした。