わん!わん!わん!  犬好きに捧げる・・

主人が彼のガラクタをストックしている段ボール箱から見つけ出して「また君の犬グッズが増えたよ」と言って、ゴム製のスヌーピーのサボン入れを差し出しました。

私は物心ついた時から、いつも家族と共に数匹の犬を途絶えることなく飼っていました。  フランスに来るまで、ずっと犬が傍にいました。
猫も可愛くて好きなのですが、最初に犬を買い始めたので、どうしても一緒に飼うのは難しくて、猫さんは諦めました。



この3匹のワンちゃん、黄色いのが一番年上で1950年代生まれ、ゴムはあまり耐久性が無いので、50年以上も柔らかさを保っているのは珍しく、硬くなってしまったり、ひびが入ってしまうそうです。
ダルメシアンのような白黒のぶちは70年代生まれと思われます。
押すとキュキュと音を出します。  悪戯っ子のような、生き生きとした表情が何とも言えません。
新入りのスヌーピーは化粧品メーカーの「AVON:エイボン」のマーク入りで1969年生まれだそうです。  今年40歳ですか。



面白い針金のオブジェのブタくんと一緒にいるのは木製のブローチです。
真っ白の壁をキャンバスに見立てて、主人はよくこんな遊びをします。



これは私が始めてオークションで競り落としたタブローです。
ホコリだらけで、誰からも省みられず、欲しくも無いのにもう1枚の信じられないくらいダサいタブローとセットで、買わされました。
ご婦人と犬が主題のタブローは結構多いのですが、どれも上品でかしこまってるポーズが多い中、これは女性も犬も表情が豊かで、ちょっとハリウッドの女優さんぽい衣装やヘアースタイルが面白いと思います。
40年代の作品。



キッチンには、ちょっと困った様な様子が何とも言えないコッカースパニエルが棚の下に居ます。 
特にモップのような前足がいい感じ。
もうひとつのナプキン用フックはアルミ製で、狩で鳥をくわえて誇らしげにしている猟犬が浮き彫りになっています。 
戦前の古い物です。



可愛いプチボル。  これで毎朝、ヨーグルトを食べています。
このワンちゃん、寒がりなのかコートを着ています。  反対側には金魚鉢の中を見つめている黒い猫の後姿の絵があります。  50年代の物。



キーホルダー類。
金色のキッチュなプードルは友達がベルリンの蚤の市で見つけて来てくれました。  留め金の部分が壊れてしまい、只今隠居中。
グレーのプラスティックのワンちゃんは「FIDO」というドックフードのPUB製品。
木製のぶちクンは今現役で使っている物です。



3冊の犬が主人公の絵本。
Yip-Yipは子犬が牧場で立派な番犬になるまでの奮闘記!
2匹の犬が表紙のは、犬の美人(美犬!)コンテストで入賞するまでのお話。
麦わら帽の黒犬は、田舎で悠々自適に暮らしている紳士犬のお話。
50〜60年代の絵本達。



これは親戚の女の子(ビクトリアちゃん)がノエルのプレゼントに描いてくれた絵です。  元ネタの本を写したのですが、色使いや表現が元本より大胆で、かつオシャレ。  マッチ売りのおじさんとその犬が主人公ですが、このワンちゃん、大胆にも路上でcacaをしています。  cacaの意味は各自で調べて下さい。

引越しの時に、仕舞い込んだままになってる犬と少年の版画が見つかりません。
いつか、ご紹介したいです。