名物ショコラティエ アトリエ突撃訪問・・

petitmatin2009-01-21

先日、私がblogスタッフとして、時々投稿している情報誌「エクラタン」の紙面記事の為、ディジョンショコラティエのアトリエを訪問する事が出来ました。


でっぷり、貫禄たっぷりの名物ショコラティエはギィ・カルヴィエさん(62歳)。 彼はお菓子関係のアンティークのコレクターとしても有名


36年前に県庁前に小さなお店を出して、ショコラはもちろん、美味しいケーキやパンで徐々に評判になりました。
お店から歩いて10分ほどの所に、アトリエを構えて、スタージュも交えて11人のスタッフで毎日夢のようなとろけるショコラやお菓子を作り出しています。



お店の名前は「La Layotte:ラ ライヨット」。  辞書で捜しても無いくらい、ブルゴーニュ特有の方言です。 昔、ブドウのバンダンジュの時に、女性がかぶった日よけ用にひさしが大きく張り出た帽子の事です。
お店の可愛い看板にもこのモチーフが使われています。

彼は生まれも育ちもディジョン、若い頃一時期パリのショコラティエで修行をした以外はずーとディジョン
地元ブルゴーニュを愛する「地元派」です。


彼のスペシャリテとして有名なのは、その名もずばり「ブルゴーニュマドモワゼル」で、アーモンドとノワゼットを香ばしくグリエしたヌガーをたっぷり練りこんだ物。
アトリエでナッツ類をグリエしている所を拝見し、その後そのナッツをプラリネにした物を味見させて頂きました。  お・い・し・い!


他に「ブルゴーニュのチュイル(瓦)」はこの地方独特のカラフルな瓦をイメージしたパッケージが可愛い。
ボーヌにある有名な「オスピス・ド・ボーヌ」の屋根瓦を思い浮かべて下さい。 あれです。


そしてやはりブルゴーニュ名物のエスカルゴをかたどった「エスカルゴ」も、ビター、ミルク、ホワイトの3色、3味が揃っていて、人気です。


2007年秋には中心街に、今や彼の片腕に成長した息子さんのアレクサンドルと共に2軒目のお店を出しました。
店名は彼の苗字の「Carbillet:カルヴィエ」で、こちらはシックでおしゃれ、まるでパリのお店のようです。


広い店内の奥に、素晴らしいショコラのムール(moule:鋳型)のコレクションが飾ってあります。  これだけでも一見の価値ありです。

この時期、フランスのショコラティエはノエルとパック(Pâques:復活祭、イースター)の間で少しヒマな時期だそうです。
日本のヴァレンタイン・デーのショコラ狂想曲!はこちらでも有名だそうで、日本の男性は幸運だねと、ちょっぴり羨ましそうでした。

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  私が投稿しているwebサイト「エクラタン」もよかったら、覗いて見て下さい
  私は「Lettre de Dijon」というタイトルで書いています。
  こちらもよろしくお願いします。
   http://blog.livedoor.jp/eclatant_staff/