長い冬と間接照明の関係・・

フランスというかヨーロッパはここ1週間ほど寒波に見舞われています。
マルセイユなどは20数年ぶりの大雪で先週は数日間交通がマヒして、大変だったようです。
寒さには慣れているディジョンっ子も、さすがに挨拶は「寒いねー」で始まります。

近くのダルシー公園の噴水もご覧の通り凍ってしまい、臨時のスケートリンクになっています。
さすが子供達は寒さに負けず、氷上を駆け回って大はしゃぎ!


真冬の間は、朝9時頃まで暗く、午後は4時過ぎにはもう薄暗くなり、必然と室内にいる事が多くなります。
そこで、居心地の良さを考えて、みなさん照明には工夫を凝らします。
ロウソク好きも、そのせいでしょうか?
フランス人は日本人と違い、間接照明が好きです。

我家も照明器具フェチの主人が、部屋のあちこちにフロアスタンド(lampadaire)を置いています。
ここにご紹介してる、4つのフロアスタンドは居間の四隅に置かれたもので、天井に備えた照明器具はほとんど使用しません・・
ご紹介する4つのランプは全て1950年代の物です。


写真が上手く撮れなくて申し訳ないのですが、左上の写真は白と赤のガラスのコンビで、電気を付けると実際には赤色の部分が綺麗に発色しています。


右上のソフトクリームみたいなランプは実際は3色色違いです。 現在は赤、緑、黄色で、一緒に写っている後方のプラスティック製のソフトクリームと同じ色です!
ノエル時期は赤と緑にして、我家ではツリーの代わりにしています。


左下のは、ちょっとハードな黒一色のメタル製です。
植木鉢置きや台が付いたスグレモノ。
ラベンダーを入れているメタル製の植木鉢は50年代を代表するインテリア・デザイナーのマチュー・マテゴの作品。
白い台に置いてあるのは、これまた50年代に活躍した陶芸家ロベール・ピコーのとても珍しいオリーブの木で出来たサラダボウル!  底にちゃんとサインがあります。
この2つは主人のご自慢でもあります。


最後の右下の2個の赤いランプは、笠の部分が50年代に流行ったリボンをぐるぐると巻きつけたようなデザインになっています。
時たま、ストックしてある緑色の笠に変える事もあり、また雰囲気が変わります。


随分ランプが多いなと思われるかもしれませんが、我家には主人が長年集めて来たランプがまだまだ出番を待ってる状態です。