ヴァレンタインにぴったりのミュゼ・・

petitmatin2009-02-14


見て下さい、この可愛いお家を。
何だか判りますか?

実はミュゼ(美術館)、それも「恋人達の美術館」という超ロマンティックな名前が付いています。

2月14日はヴァレンタイン・デー。
先日テレビのニュースで、この可愛い美術館が紹介されていました。
正式名は 「Le Musée des Amoureux de Werentzhouse」 ヴェーレンツホウズ(発音は自信なし)は所在地名です。
アルザス地方南部に位置し、建物もアルザスの伝統を生かした様式で、何と薔薇色をしています。
また、フランスで一番小さなミュゼとしても有名なんだそうです。


館長さん(といっても、多分1人しか館員はいらっしゃらないと思いますが)いわく、小さいけれど恋人達をテーマにしたポストカードやグリーティングカードのコレクションは貴重な物が多く、たいした物だそうです。
テレビでもいくつかご披露されてました。


我家にも2枚だけですが、同じ様な「愛の絵葉書」がありました。
1917年3月に男性がピエレットという女性に宛てて書いたものです。
判りにくいのですが汽車と投げキスを送る女性とお花、そして一言「UN BAISER:キスを!」



こちらは1916年6月16日の日付があります。
第一次世界大戦中ですから、戦場から兵士が恋人マリー・ルイーズに宛てて書いたようです。
この当時は戦場に赴いて、離れ離れになった恋人達の為に、こういった兵士と乙女のモティーフの絵葉書が利用されたそうです。


とてもロマンティックですが、中には戦場から戻れなかった恋人もいたのでしょう・・



フランスのヴァレンタイン・デーは、男女関係無く、送りたい人がプレゼントするみたいです。
お花のブーケが多いようですね。
今年は「黒い薔薇」が登場して、ディジョンでは人気を呼んでます。