何故かお花模様特集になりました・・

petitmatin2009-10-14

今秋のブルゴーニュ地方は比較的暖かくて、今日までは暖房無しでやって来れました。
しかし明朝は最低気温が3度とかで、いよいよ長い暖房生活に突入しそうです。
そんなグレーな気分を吹き飛ばすかのように、最近気が付いたら「お花」グッズが増えていました。


トゥールーズのすみれ:Violettes de Toulouse」という名高い香水です。
色もすみれ色、ちょこんとすみれのお花が付いていて、まあロマンチック!
19世紀から南仏トゥルーズ近郊の村ですみれ栽培が行われてきました。
その中で1936年にアンリ・ベルデュー氏(Henri BERDOUES)が密かに思いを寄せていた女性の為に作ったのがこの香水です。 ちなみにこの香水のおかげでしょうか、彼は後に香水を捧げた女性と結婚したそうです。
このすみれの芳しい香りのする香水は現在でも生産されていて「セフォラ:Sephora」が販売を手がけています。



お裁縫道具とかアクセサリーを入れる箱でしょうか。
ぷくぷくした綿入れになっていて、買った時、中にラベンダーのドライフラワーが入っていて、良い香りがしていました。


我々夫婦は2人してメタル缶フェチみたいで、溜まり溜まった缶は一体幾つあるやら、数えるのが恐いくらいです・・
フタの薔薇のイラストは平凡なのですが、缶の横側のデザインがアールデコしていて、つい買ってしまいました。
アンティークリボンの切れ端とか入れるのにいいかなあ。



これはLea STEINという女性デザイナーのブローチです。
主人がまさにゴミ箱のようなごちゃごちゃした物の中から見つけ出しました。
「掃き溜めの鶴!」状態でしたね。

Lea STEIN(日本ではリア・スタンと発音されてるようです)は1931年パリ生まれのジュエリーデザイナー。
ご主人(Ferdinand STEINBERGER)がセルロイドを発明した著名な科学者で、彼女は布をセルロイドに埋め込む技術を考案し、それを薄く何層にも重ねてカットする技法で有名になりました。
「おしどり夫婦」なんですね。
また、プラスティックやベークライトを使ったブローチ、ボタン、ブレスレットも多数あり有名です。
殆どの作品には裏側に名前が入っています。



こちらは陶器の小麦粉入れです。
30年代のアールデコの雰囲気が良く出た、ポエティックなキッチングッズです。



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