petitmatin2009-11-04

[アンティーク、ブロカント]アステリックスに隠し子?

映画にもなって、フランスの大俳優のジェラール・ドパルデューが怪演していた「アステリックスとオベリックス」の原作漫画が世に出て今年でちょうど50年だそうで、テレビやマスコミで特集が組まれています。

原作コミックは1959年にルネ・ゴシニとアルベール・ユデルゾのコンビで生み出されたシリーズです。
ガリア戦記」で有名なカエサル(シーザー)がガリア(現在のフランス)を遠征・征服していた時代を背景に、ローマ軍の侵略に反抗するガリア人の可笑しな奮闘を描いた人気シリーズです。

1977年にゴシニが亡くなった後も、ユデルゾ氏が単独で現在も描き続けています。

我家には残念ながら「アステリックス本」はないのですが、意外なお宝がありました・・
アステリックスに先立つ事7年、1952年発行された、その名も「トトリックス」

ジャン・ノアン原作、ポレオン画でアステリックスの同時代のゴロワーズ(当時のフランス人のこと)の子供を主人公にした漫画です。


子供で体も小さいけれど利発で機知に富み、村人を危機から救うというパターンはアステリックスと似ています。
ではなくてアステリックスがトトリックスの影響を受けて、同じパターンを踏んでいるのだそうです。


残念ながらこのシリーズはたった2冊で終了してしまい、知る人ぞ知る的な幻本になっていました。
主人も「トトリックス」という名前だけは微かに覚えていたらしいのですが、蚤の市で見つけた時にはびっくり。

子供の本にしては状態も良く、わずかに後見開きにエンピツで落書きがしある程度の軽い「症状!」でした。
盛大な「アステリックス50周年」があるのだから、2012年には「トトリックス60歳、還暦祝い!」をしてあげなくちゃ・・



トトちゃんの後は「赤頭巾ちゃん」です。
偶然新旧2冊の赤頭巾ちゃん参上。
左側は1980年出版の伝統的な絵本です。
左側は1999年出版で、言語はフランス語なのですが、イラストが日本人「オダタロウ」さん。
実は私の苗字と同じで、主人が面白がって購入しました。


こちらは「3匹の子豚」で、やはり「オダ」さんのイラストです。
シンプルなイラストが和みます。



以下は私のお気に入りの絵本たち。
古い本は50年代で70年代後半までのものです。
犬好きのためか、犬本がやはり多いです。
子供本は乱暴に扱われて傷んでいたり、落書きがしてあったり(子供ですもん、当たり前なんですけどね)で、良い状態で残っているのが少ないのが難点です・・



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