ボッティッチェリとかおこずかい帳とか・・小さなアンティーク

petitmatin2011-07-26

ここしばらくのディジョンは夏を通り越して、肌寒い日が多くてまるで秋のようです。
肌寒くなる前に、ガイドのお仕事でディジョンから車で20分程にある小さな村フィサンFixinへ行きました。
ワインとナポレオンの銅像で有名な村ですが、丘を登った村はずれにブドウ畑に囲まれた10世紀のロマネスク教会があります。
主人はブルゴーニュの歴史と美術を教えていましたので、時々生徒達を連れて来たそうですが、この鄙びた古い古い教会は人気があったそうです。

こちらは少し分かりにくいのですが、中央に円形の水場があり、昔はここで村のおかみさん達が洗濯物を持って来て洗濯した「共同洗濯場」跡です。
湧水を利用していました。


今回はただ大きさが似ているというだけの共通点の全く異なるアンティークです。



イタリアの巨匠ラファエルの原画「Magnificat Madonna」を基にした複製画のミニアチュールです。
原画は1485年の製作され、直径118cmの堂々たる絵画ですが、我が家のマドンナは直径8cmと小じんまりしています。
木板上にレリーフが施されてから、金色加工されていて、なかなか凝っています。
蚤の市で若いカップルがおじい様の屋根裏部屋を整理していて見つけられたとか。
主人曰く、戦前戦後辺りの時代のもので、残念ながらルネッサンス時代ではありませんが・・




こちらは貴重な戦前のカイエ(メモ帳)です。
全く書き込みもなく、1ページの破損もない完璧な状態です。
多分出納帳とかおこずかい帳用のカイエと思われます。


     **今回ご紹介したマドンナのミニアチュールと戦前のおこずかい帳にご興味のある方は、メールにてお問い合わせ下さい。
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