やったね! バンジャマン・ラビエールのゴブレを我が手に!

petitmatin2011-12-22


もうすぐノエル・・
ディジョンの市庁舎(昔のブルゴーニュ公国宮殿)の壁には毎夜光と音のスペクタクルが繰り広げられています。




近所で今年最後のオークションがあり、平日にも関わらず多くの人が詰め掛けていました。
前日の展示会で、長い間捜していたワンちゃんに出会えました。
有名な画家/作家のバンジャマン・ラビエール(Benjamin Rabier)のイラストからインスピレーションを得て作陶された可愛いゴブレ(お湯のみ)です。
可愛いだけでなく、このゴブレは出自も立派です。
北東フランスのロンヴィ(Longwy)という、現在でも盛んに七宝工芸風の厚味のある絵柄で有名な焼き物が作成されている街で作られたものです。
多分1900年前後の貴重なものです。
これを見つけて興奮してる私に主人が「気の毒だけれど、ロンヴィの印もしっかりあり、ましてラビエールのイラストなら、君に勝ち目はないよ・・」
翌日は案の定、どこかのブルジョワ風マダムがノエルのプレゼントにでも考えているのでしょう、値段を釣り上げて行きます!
私としては初めて自分の予算範囲を越えて競り落としましたが、うれしくって・・
イラストが手描きなので、2個の絵柄に微妙なズレがあって、そこがまた手造りの良さが出ています。
殆ど使用されていなかったのか、状態も完璧です。
今年最後の満足の行くアンティークゲットでした。



こちらは有名なチーズ「ヴァシュキリ:笑う牛」です。
この世界一有名な牛の生みの親がラビエールです。
このマグカップは現行品ですが、ブルゴーニュのお隣のジュラ地方にあるバシュキリ美術館のブティックで売られています。
2ヶ所に描かれた牛はウィンクしてるのとパッチリ両目を開いてるのと2通りあり、凝っています。



少し光の加減で可愛さが半減していますが、このプチラパン(子うさぎ)もラビエールのイラストの影響を受けたものです。
調味料入れで頭に3ヶ所穴があります。
耳の傾げ具合や大きな足、手の位置が愛おしさを醸し出しています。
戦前の古いものです。


私が所有しているラビエールの代表作の1つ「ボビー」の古本です。
気弱な彼はちっちゃな蜘蛛すらビビってしまいます。
愛すべきワンちゃんです。


   **今回ご紹介した貴重なゴブレを含む、バンジャマン・ラビールのアンティーにご興味のある方はメールにてお問い合わせ下さい。
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