2012年再スタートは禅を感じさせるアンティークから・・

petitmatin2012-03-13

長らくフランスを不在にしていました。
ここ数年、冬の間は京都の実家に避寒を兼ねて里帰りをするのが習慣になってしまい、凄いご無沙汰となりました。

実家は京都の祇園界隈で、日本で一番古い禅寺で有名な建仁寺のすぐ脇にあり、恒例になった除夜の鐘を突きに行きました。

里帰り中に、京都は宇治の黄檗山万福寺の向かいにある精進料理で有名な白雲庵へ行きました。
去年ブルゴーニュでガイドをしたお客様3人が東京から遊びに来て下さって、初めて精進料理を「マトモに!」頂きました。
幸運にも我々は離れでゆっくり寛ぐ事ができました・・素敵な窓辺でしょう。


今回はフランスも素朴な侘び寂びのアンティークのご紹介です。


この古い穴だらけのお皿は何だか判りますか。
苺やさくらんぼなどを洗った後に水切りが出来る便利なお皿です。
下に受け皿を置いて、そのままテーブルへ出す事も出来ますね。
100年以上昔の古い古いディゴアン(Digoin)のもの。
ぽってりした厚味といい、使い込まれた味わいが魅力的です。
今では捜すのも非常に難しい超レアものです。




今回は何だか穴あきシリーズになりましたね。
植木鉢ではありません。
出来立てのまだ液体状のチーズを入れて、水切りをするための容器です。
現在ではプラスティック製に代わってしまいましたが、昔はこんな素敵で素朴な陶器の器を使っていたのですね。
ディジョン郊外の有名なチーズ工場「ゴーグリーGaugry」のアトリエには色んなチーズ関連のコレクションがあるのですが、これと同じ物を見付けた時はビックリ。
こちらも100年以上も前の貴重な貴重な生活用品です。
京都に暫く帰っていたからでしょうか、フランスのアンティークでも何となくホッとするような素朴で地味なものに目が行ってしまいます。


  **今回ご紹介した、100年以上もの時を素朴に地味に過して来た、生活に密着した素敵なアンティークにご興味の有る方はメールにてお問い合わせ下さい。
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