ちょっと珍しい話題2つ・・ヤギのチーズ農家とképi登場

petitmatin2012-05-22


ガイドのお仕事で、チーズに関心のあるお客様のご要望で、ヤギのチーズ生産農家を訪問してきました。
赤ワインが美味しいペルナン・ベルジュレス村を通り越した、つまりワインで有名なコート・ド・ボーヌの丘のさらに奥の丘陵地帯にある農家です。
こちらは半分ドメーヌ、半分チーズ農家で、家族全員で頑張っています。
ここのヤギのチーズは特有の臭みもなくまろやかで日本人にも食べやすい感じ。
働き者のお嬢さんロールは日曜日などにはマルシェや今の季節ならワイン祭りや村祭りがあると、スタンドを出しています。
私も数年前からどこかの村祭りで食べて大ファンになり、冬に京都の実家に帰る前はお土産用にハードタイプを購入しています。
何故か、保守的と思われる祇園街のお姉さん達に評判が宜しいのどす!


一家の住まいから急な坂道を登った所にヤギ小屋(といっても相当広いのですが)があり、夕方からヤギのミルク絞りと夕ご飯(といっても干し草など)をあげる作業を見せて貰いました。
大きな開き扉を開けてあげると、ちょっと大勢の見物人にビックリしながら出てきます。
ハニカミ屋も居て、ドアから半分だけ「コンニチワ」

子供たちはみな大喜びで、怖がりもせずに干し草をあげています。
このあたりのヤギたちは大人で、これから順番にミルクの搾乳が始まります。

赤ちゃんに近い子ヤギたちの可愛いこと。
遊び疲れて桶の中で眠っている子も、またそれを見てる子ヤギも可愛い可愛い・・
ビックリしたのは、もっと動物小屋って悪臭がするのかなと思っていたのですが、ヤギは体臭があまり強くなくて、牛小屋や豚小屋とは格段の違いです。
体中を撫でたりした手も臭みはなくて、本当に清潔な感じでした。
帰りには、もちろん美味しいヤギのチーズを試食+当ドメーヌのワインの試飲(何と無料で、好意で提供して頂けます)をしてお客様も大満足。
チーズはフレッシュ・セミドライ・ドライ+ハーブがまぶしてあるもの、パルミジャーノの様におろしたもの(これが絶品)など。
訪問客はそれぞれお目当てのチーズを買い込んでおられました。 ヤギのチーズはカロリーも低めで小ぶりなものが多いので(直径マカロン位で、厚みが3cm程)ご安心を。


こちらはかつてのフランスの喜劇映画の一場面ですが、人気喜劇俳優だったルイ・ド・フュネスが被ってるのが、フランス人にはお馴染みのképiケピと呼ばれる帽子です。
憲兵隊から警察官、兵隊達が被っていたもので、現在でも存続しています。
映画でお馴染みのフランスの外人部隊は同じケピでも白ケピでした。

我が家のケピはスタンダードな戦後の憲兵のものと思われます。
男性にはコレクターも多くて、凄い方は一目見ただけで何ケピ!か判るのだそうです。


外側はフエルト地、内側は布張りで、非常に丁寧な仕事がされています。
頭のサイズが小さいフランス人が多い中で、こちらは58cmと日本男性の普通サイズですから、日本男子も楽しめます。


    **今回ご紹介した、非常に珍しいアンティークのケピ帽にご興味のある方は、メールにてお問い合わせ下さい。
         詳しい情報等をお知らせします。

            メールアドレス  petitmatin21@gmail.com